納骨堂のメリット・デメリットとは?

納骨堂のメリット・デメリットとは?

納骨堂とは、どんなものなのか?

納骨堂とは、お墓とは違い、基本的に建物の中に遺骨を納めるものを指します。定義としては、厚生労働省がお墓に関する法律である「墓地、埋葬等に関する法律」2条1項において、「他人の委託を受けて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設」と定められています。また、納骨堂を経営するためには、法律に基づく許可が必要です。その為、誰でも経営する事ができるというわけではありません。
また、一言で納骨堂と言っても、いくつかの種類があり、その事を確認した上で選ぶ事が重要になります。一般的に「仏壇型」「ロッカー型」「墓石型」などがあり、また、「個人用」「夫婦2人用」「家族用」と言ったものから選ぶ必要があります。
納骨堂の場合、1人で入らなければいけないと思っている人もいるようですが、お墓のように家族全員で入る事も可能になっていると言えるのです。その為、もし、家族で入る事を希望する場合は、初めから家族用の納骨堂を選んでおく必要があります。
また、「仏壇型」「ロッカー型」「墓石型」においても、好みが出る事と思います。その為、自分がどのような形を希望するのかと言う事を事前に考えておくと安心です。
運営母体も、お寺が運営する「寺院納骨堂」以外に社団法人などが運営する「民営納骨堂」や、自治体が運営する「公営納骨堂」があります。その為、運営母体についても、初めに確認し、安心してお任せする事ができるところを選ぶ事が大切です。

納骨堂の費用について

では、一番気になるとも言える費用について、お話したいと思います。まず、初めに言える事は、納骨堂はお墓に比べ安価であると言う事です。もちろん、必ずそうであると言う事ではなく、納骨堂の立地条件や形式において、納骨堂の方が高くなる場合もあります。ただし、基本的には納骨堂の方が安価であると考えて間違いないと思われます。
納骨堂の場合、費用に差が出るのは、個人用と夫婦用、家族用といった収容人数の違い。また、納骨時の戒名や法要の有無、管理体制などによって異なると考えられます。建物を建て運営する事になる納骨堂の為、その立地条件によって、費用に大きな差が生じる事は間違いありません。立地条件が良ければ良いほど、やはり、費用は高くなってしまいます。また、建物自体の豪華さによっても費用が異なる事も多く、そういった総合的なもので費用を判断する必要があります。
その上で、一般的な納骨堂にかかる費用においては、年に一回程度法要を行い、比較的管理体制もしっかりしている施設の場合、個人用が50万円程、家族用であれば100万円程が相場となります。100万円以上はすると言われているお墓に比べるとやはり、費用を抑える事ができると言えるのではないでしょうか。
その他、一見同じように思える納骨堂でも、自分の納骨堂の位置などによって費用が異なる場合があります。簡単に言えば、同じマンションであっても分譲価格が違う場合と同じだと言えるのです。

納骨堂のメリット・デメリット

納骨堂のメリットと言えば、まずは費用です。納骨堂は個人であれば50万円前後に抑えることもできます。この費用でお墓を建てる事は難しい事から、費用を考えると納骨堂の方がお勧めとなります。また、お墓の場合、新しく購入する際には、立地条件の良い場所に購入する事が難しくなる事も少なくありません。しかし、納骨堂ならば、交通の便が良い場所に購入する事も可能になります。それによって、遺族は負担なく、故人のお参りに出掛ける事が可能になります。
その上で、雨や風など気にすることなく、お参りする事も可能です。納骨堂の場合、冷暖房完備になっている事が基本となる為、暑い時期のお盆のお参りでも、暑さを気にすることなく、お参りすることが可能になります。
一方、デメリットとしては、遺骨の保管期間が決められている事が多く、一生、その場でお墓のように保管する事が難しくなっています。また、経営母体が経営難になってしまった場合、その納骨堂が閉鎖する場合もあります。そうなれば、また新たに遺骨の行き先を考える必要が出てきてしまい、大変なことにもなりかねません。その為、納骨堂を選ぶ際には、運営母体の経営状態もしっかりと把握し選ぶ事をお勧めします。
その他、合葬、合祀型の納骨堂は他の人の遺骨と一緒に供養される事になる為、その後、やはり、故人の遺骨を返して欲しいと思っても、返してもらう事は出来なくなります。
以上のようなメリット・デメリットを知ったうえで納骨堂は選ばなければいけません。