永代供養に関する基礎知識

永代供養に関する基礎知識

永代供養の埋骨が増え続ける理由

地方の過疎化が深刻化し、地方の町や村ではいくつもの集落が限界集落化し、将来消滅が懸念される状況です。そんな地方の集落の墓地は当然放置され、守る方が居なくなるのも当たり前と言えるでしょう。
そこまででなくても、地方の先祖代々の墓を守る事が困難になり、非常に労力を必要とする墓じまいを自分の代で行って置こうと考える人も増えています。核家族化・少子化そして都市への人口集中がこうした傾向に拍車を掛けているのです。
墓を代々守るには、子供や孫が暮らす都市部に墓地・霊園を求めて墓石を建立する必要がありますが、こうした都市部では墓地は圧倒的に不足しており、しかも永代使用料も非常に高くなっています。
運良く墓地を確保できても、少子化の影響で何代も経ずして無縁化するリスクも少なくないのです。
そうした状況を考えると、子供や孫に負担を掛ける事の無い永代供養の埋骨施設に納骨しようと考える人が増えているです。中には生前に終活として埋骨の予約をし、費用の支払いを済ませる方も少なくない状況となっています。
少子化や人口の都市集中傾向は依然として続いており、団塊の世代の多くの方々が永眠する20数年先まで、永代供養の埋骨施設は増え続ける事が予測されます。
この永代供養施設に関する基礎知識を持ち、親族の埋骨時に永代供養施設への埋骨を検討されると良いでしょう。
以下に、増加する中で多様化する永代供養の埋骨施設のいくつかの種類について説明したいと思います。

永代供養と言っても永久に供養してもらえないと言う誤解

永代供養は埋骨・納骨時の初期に数万円から数十万円を払えば、永代に供養してもらえます。しかし、永代供養と言われる埋骨・納骨施設も、実際には永久に供養してもらえないと聞く事も少なくありません。
こうした噂が一部に広がっている様ですが、これは誤解と言えます。個別に埋骨・納骨する方式の施設の中には、三十三回忌を持って個別納骨方式から合祀へと移す施設が比較的多いのです。
個別納骨から合祀へと移される事をもって、永久に供養されないと言われているのでしょう。元々合祀の埋骨・納骨方式もあるのですから、これを持って永久に供養し続けてもらえないと言うのは、誤解と言えます。
個別に納骨される施設の場合、三十三回忌等の一定の期間が過ぎれば合祀に移行するケースでは契約書やパンフレットにその事が記載されているはずです。
最近では寿命が延びたことで、親が亡くなる時には、子供もそこそこの高齢化になっており、法要も十七回忌で最後とする事が一般的になっています。こうした事を考えると、個別にお参りしたいと個別の納骨施設を選ばれた場合も、三十三回忌で合祀に移行されても、供養はし続けてもらえるので十分と言えるのではないでしょうか。
以上の様に、永代供養施設では僧侶によって永久に供養してもらえます。しかし、永代供養だからと言って遺族がおられる間は、やはり遺族が春と秋の彼岸やお盆にはお参りしてもらいたいものです。
永代供養は無縁化のリスクに対応する納骨方法であり、決して遺骨の姥捨て山ではない事を遺族の方は肝に銘じてもらいたいと思います。

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